ディパーテッド

「ディパーテッド」、米国公開絶賛作品！夕べ届いたばかりのこの映画を観た。

この手の作品は「グッドフェローズ」以来の期待感。好きなマーティン・スコセッシ監督のものだけに、観るにも力が入った。レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン主演、共演はジャック・ニコルソン、そして監督にマーティン・スコセッシという豪華な顔ぶれ。

この作品の概略は犯罪組織の中にスパイとして送り込まれた警察官と、逆に警察内部に潜入したギャングの若者の互いに緊迫の二重生活を送る２人の男の悲痛な運命の物語である。オリジナルの香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクである。インファナルを観た人は間違いなくこの映画を比較してしまうだろう。あの３部作は抜群に出来が良い。私も観たその一人だが、幸いロケーションや俳優設定の違いが観るうちに別な作品として捉えられてくる。ここは俳優の上手さもあるが、やっぱりスコセッシ監督の映画の創り方の凄さだろうとつくづく思う。みるみる内に引き込まれていく。

昨今のアメリカ・メディア界の方向は、概ね豪華メンバーで作られた作品に対して観る目がかなり辛い。支持しないとは言わなくとも、何故か敬遠される風潮がある。そういう中でこの映画はかなり高い評価を得た。このラインお好きな方には、満を期しての上映に期待する高揚感は溢れるばかりだろう。年明け正月映画の大目玉になるのではないだろうか。